二十四節気の「立春」は、『暦便覧』では「
春の気立つを以って也」とされるが、時候的な解説では、「
大寒から立春までは一年のうちで最も寒い
季節であり、立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、
春の気配が忍び入ってくる」 とされるのが一般的である。ただ注意が必要なのは、このような
気象的事象の故に 「立春」 が定められたのではなく、
冬至から
春分への中間点として、
暦法上の要請から定められたものだと云うことである。
春の区分は、西欧では習慣的に暑くも寒くもない季節、つまり、
春分から
夏至までを とするのに対し、
古代中国では昼夜の長短のピークとなる二至(夏至、冬至)と、昼夜の長さがほぼ同じとなる二分(春分、秋分)を各季節の中心とし、これらの中間に各季節の区切りとして
四立(立春、立夏、立秋、立冬)をもうけた。ここに中国
暦法の1つの大きな特徴がある。