壁細胞(へきさいぼう、)とは
固有胃腺に存在する
細胞の1つ。
傍細胞とも呼ばれる。細胞質には
ミトコンドリアや
滑面小胞体に富み、酸好性を示す。
核は細胞の中央に位置し、しばしば二核の細胞が存在する。壁細胞はエネルギーを消費して、小胞体上の
プロトンポンプ(H
+,K
+ATPase)によってH
+を腹腔内に汲み出す。このH
+と別経路から排出されたCl
-から
胃酸(
塩酸)が産生される。
ヒスタミン、
アセチルコリン、
ガストリンは壁細胞に作用して胃酸分泌を促進する作用を有する。ヒスタミンは壁細胞のH
2受容体を、アセチルコリンはM
3受容体を、ガストリンはCCK
2受容体をそれぞれ刺激して胃酸分泌を促進させる。