リンゴ wikipedia|無料辞書
リンゴ(林檎、苹果、学名:
Malus pumila)は、
バラ科リンゴ属の落葉高木樹。また、その
果実のこと。植物学では
セイヨウリンゴと呼ぶ。
◆ 植物学上の特徴
リンゴの木は落葉高木で晩春頃に白い5弁花が開花する。リンゴの果実は直径約3 - 15cm、重さ約35 - 1000gで、色は赤や緑色をしており、熟すると
蝋状の分泌物に覆われる。
◆ 栽培法と品種
◇ 栽培法
リンゴに限らず商品価値の高い
果実を収穫するためには、開花直前から開花時期に優位な花を残す「花摘み」、結実後30日程度を目安に実を間引く「摘果」作業が必要。
リンゴには果実に袋をかける有袋栽培とかけない無袋栽培がある。無袋の方が日光が多くあたり糖度も上がるが、ふじ等の一部の品種は果実の色を鮮やかにし商品価値を上げるため有袋栽培を行う。また、有袋栽培には貯蔵性が向上する効果もあり、さび防止のためには遮光度の弱い
袋を使用し、着色向上のためには遮光度の強い新聞紙や二重袋などを使用する。名称の頭に「サン」が付くリンゴは無袋で栽培されたことを示し 見栄えは悪いが甘く美味しいリンゴが収穫される。着色には
太陽光が大きな役割を果たすため、
果実の日当たりをよくするため摘葉および玉まわし(着色ぐあいを均一にするため、樹上の果実を回転させること)、太陽光を反射させるためのシートの敷設などが行われる(参考画像参照)。なお、これらの作業は
農家にとって大きな負担となるため、近年では着色促進剤が使われることもあるが、着色系と呼ぶ色付きの優れた選抜亜種への更新も行われる。省作業になる「葉とらずリンゴ」は摘葉を行わない。樹形は
矮性が主流となっている。近年は、花粉を媒介する昆虫の減少から、人手による
人工授粉も広く行われている。
◇ 樹形と台木
◇ 主な品種
「ふじ」は日本で最も一般的に栽培される品種で、海外にもさかんに輸出され、名前も日本同様「Fuji」の名で親しまれている。中国・北アメリカ・オーストラリアなどでの栽培も多く、世界的にも最も生産量の多い品種であることが2001年に米国人学者達による調査によって確認された。袋で日光を十分に浴びさせて栽培したものは「サンふじ」の名で出荷される(「サンふじ」は
JA全農長野の登録商標)
[ [外部リンク] JA全農長野 信州農産物 ]。早い時期に市場に出回る早生(わせ)ふじは同じ糖度の果実であっても甘みや酸味にばらつきがあり、見た目はふじの様ではあるが、ふじらしい食味がないことがあるので注意が必要である。