プウク式の特徴は、丹念に仕上げられた切石にあって、装飾の施された建物の基部について、長方形で平坦に几帳面に仕上げられた石を通路部分を除いて隙間なく積み上げる一方で、建物の屋根部分には、複雑に入り組んだモザイク状の装飾が施されるか、しばしば、丹念に何かの形を彫刻した幾何学的な要素を繰り返すかといった形をとる。
最も有名なプウク式の建造物は、
ウシュマル遺跡の「尼僧院」や「総督の館」、そして一面のチャックの顔で知られる
カバー遺跡のコズ・ホープ神殿などである。ウシュマルの建造物は、
フランク・ロイド・ライトの建築にも影響を与え、
博物館明治村に残された旧帝国ホテルのデザインに見事に応用されている。そのほか、
ラブナー遺跡の「アーチ」、
サイール遺跡の「宮殿」などが挙げられる。はるか南東方向にある
エズナ遺跡には、美しい「五層の神殿」が見られ、
チチェン=イッツア遺跡にもいくつかのプウク式の建物が見られる。